3月11日(月)、ANA成田エアポートサービス株式会社(NRTAS)のご協力のもと、9名の学生が成田空港見学会に参加しました。
心理学科、生活文化学科の学生たちは「就職活動を始めるにあたってさまざまな職種について学び、知識を得たい」、国際英語学科、観光文化学科の学生たちは「空港でいろんな国のお客様とコミュニケーションを取るグランドスタッフの仕事を体験してみたい」という思いを胸に当日を迎えました。
冒頭のオリエンテーションでは、NRTASの4つの空港業務、成田空港(NRT)と羽田空港(HND)が持つ役割と特徴の違い、NRTの今後の展望、入社後のキャリア形成についてお話を伺いました。
その後、2グループに分かれ、グランドスタッフの方々と一緒にNOC(Narita Operation Center:機内食、手荷物の搭降載、飛行機が駐機するスポットの調整などをする部署)と国際線出発ロビーチェックインカウンターを見学しました。安全性、定時性を守りつつ、快適な空の旅を提供するために各部署が支え合って業務を遂行していると学びました。
学生の感想です。
「NOCでは、安全運航を担う多くの部署が連携して業務を行っていることがわかりました。また入社してからどのようにキャリアアップしていくことができるのか、想像することができました。」
「お客様のニーズに合わせて、チェックインカウンターの役割が異なるとはじめて知りました。外国人のお客様も増えているので、視野を広く持って仕事することが求められると感じました。」
次に「ANA国際線アナウンス」に挑戦しました。
「笑声」(えごえ:表情は見えなくても聞き手に「笑顔で話していますよ」という気持ちを伝える)を意識しながら全員で練習した後、一人ずつアナウンスしました。
「早口にならないよう、ゆっくりと話しかけるようなイメージで…」とグランドスタッフの皆さまからアドバイスをいただき、学生たちは「聞き手の気持ちを意識することの大切さ」を学んだようです。
次に「ANA国際線チェックイン」を体験しました。3人1組でロールプレイしながらフィードバックを受けました。
この後、座談会がありました。学生たちからの質問にも笑顔でていねいに応じてくださいました。
最後に全員で記念撮影!
学生の感想です。
「仕事の一部を体験することができてとても有意義でした。またグランドスタッフの皆さんの説明がわかりやすく、私もあんなふうに上手に話せるようになりたいと思いました。」
「グランドスタッフはカウンターだけでなく、ラウンジ、多様なお客様のサポートもあり、幅広い業務を担っていることが理解できました。日本語よりも英語を話すことの方が多い仕事なので、これから本腰を入れて英語学習をがんばります!」
「百聞は一見に如かず」と言いますが、実際に働く現場を見学し、体験できたことは自己成長につながったことでしょう。本学には「エアライン事業論」「ホスピタリティ入門」という科目があります。授業担当の小山がANA国際線CAの経験を活かし、航空会社の仕事、お客様対応の事例を取り上げ、紹介していきますので、お楽しみに!
ご協力くださったNRTAS人事課の小枝様、3名のグランドスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
(担当 観光文化学科 小山 知子)