7月7日(日)に、基礎ゼミナールの学外授業として、1年生の皆さんがティアラこうとうで歌舞伎鑑賞教室を見学しました。皆さんは生で日本の伝統芸能に触れる今回の鑑賞教室をとても楽しみにしていました。当日は35℃を超える猛暑日でしたが、早い時間に集合場所に集まって、ワクワクしながら上演を待っていました。
プログラムの前半は「解説 歌舞伎のみかた」で、中村玉太郎さんによる解説はユーモアたっぷりで、わかりやすく歌舞伎の魅力を伝えてくれました。後半は「義経千本桜 一幕 河連法眼館の場」の上演で、当日の猛暑を忘れるくらいに楽しく物語を堪能することができました。
学生の感想を紹介します!
一人何役もこなしていて、それらを演じ分ける役者の演技力の高さに驚きました。また、役者の台詞や動きに合わせて楽器演奏をしたりナレーションを入れたりと、演技をサポートする裏方の仕事にも刺激を受けました。特に楽器の演奏では、その場面毎に曲調や音色?音量を変えていて、その場面を強調していることでより迫力が感じられました。今回の歌舞伎鑑賞教室を通じて歌舞伎に興味が湧きました。私がもし歌舞伎をやることになったら、裏方として楽器演奏で太鼓をやってみたいです。(M.A)
歌舞伎を見に行ったのは二度目ですが、演目が始まる前の解説が寸劇の形態をとっていたので、解説から楽しめました。今回は最前列から鑑賞することができ、物語だけでなく役者や舞台装置、衣装なども楽しむことができました。鑑賞しながら、役者はどう演じ分けしているのか、ケレンの仕掛けがどうなっているのかなどが気になり、改めて歌舞伎は面白いなと感じました。他の演目も観てみたいです。(I.Y)
忠信と源九郎狐の演じ分けを注意深く見ようと意識していたが、2人のキャラクターは見た目からはっきりと異なっていて、忠信役の時には睨んでいるのかと思うほど眉や目の凛々しさが強調されたお化粧が、忠信に化けた狐として現れた時には正反対の柔和で可愛らしい印象になっていたので、2人を演じる役者さんが同一人物だと知っていたからこそ、裏をかかれたような気がした。また、自分の中にあった歌舞伎のイメージとは違う、ブレイクダンスと見間違うかのような激しい動きがあったので、やはり実際に見てみないとわからないことが多いなと思った。(T.K)