持続可能な社会の実現のために、食で健康を支え、多様化した家庭生活や社会生活を学び、実践力と豊かな感性を持った専門的な技能を有する栄養士、家庭科教諭、栄養教諭を養成します。その他にも、フードスペシャリストや医療秘書実務士などの多彩な資格が取得可能です。
食の安心?安全や健康への関心が高まり、フードビジネスのニーズが高まっています。無農薬野菜の栽培を本学の農地で体験することで、環境保全型農業の重要性を学び、食に対する感性を高めます。また、商品開発を通じて、地産地消?地域連携活動に対応できる人材を育てます。
栄養系の学科としては、日本で唯一、卒業時に「社会学」の学位が取得できます。生活文化学科はダイバーシティ&インクルージョンを前提に生活の質(QOL)を高めることを社会学的な見地から考え、「食」の問題を中心としながら、環境問題や消費者問題などを追及し、さまざまな社会状況を読み解く能力を目指します。
生活文化学科のカリキュラムは、「社会と生活」「生活と家庭」「栄養と健康」の3領域から構成されています。1年次では3領域の基礎科目をとおして、現代社会の食と健康問題を解決するための知識を学びます。また、「基礎ゼミナール」では講義ノートの取り方など「学びの基本」について学び、「社会生活入門(1)(2)」や「社会学概論」では社会の問題を自分の問題として認識できる力を修得します。
栄養士や栄養教諭、家庭科教諭に必要な高い専門性を支える科目の学習が本格的に始まります。栄養学の実験?実習科目では、栄養学の専門知識や技術を習得します。また、「コミュニケーション能力基礎演習」では自己表現能力?日本語力?文章力などの向上につながる学びを進めます。
いよいよゼミナール(生活文化専門演習)が始まります。これを4年次の卒業研究へと継続させることで専門性をさらに高めます。また、病院?学校?企業などで、栄養士や医療秘書実務士資格のための学外実習を実施します。このほかにも「地域活性イベント論」のような地域連携や地産地消などの社会貢献活動にかかわる科目も履修できます。
4年間の集大成として卒業論文を執筆し、研究成果を発表します。また、教職課程の履修者は教育実習を行います。4年間の学びをとおして、「自覚ある女性」として地域や企業、教育機関、病院、自治体などにおいて求められる態度?責任感を持ち、豊かな感性を持って社会で活躍できる人材に成長します。
取得可能な資格
◆学芸員
◆図書館司書
◆日本語教員(修了証)
※「◆」はカリキュラム内容によっては取得できない場合もあります。
資格取得の支援
資格取得状況 ※2023年度実績
我孫子市ふるさと産品「白樺派のカレー」は大正時代の白樺派の文人たちが愛したカレーです。大正ロマンの薫り高いカレーに大学で商品開発したトマトジャムを使い、さらに風味豊かなものに仕上げました。温めても、そのままでも美味しいと大好評です。
販売場所:(株)五味商店 我孫子市本町3-4-32
イトーヨーカードー 我孫子店、我孫子南口店、
我孫子インフォメーションセンター(アビシルベ)
あびこ農産物直売所(あびこん)など
我孫子市ふるさと産品「川女のおつけもの」は、大正時代の福神漬けのレシピを参考に、生活文化学科の学生が開発しました。「白樺派のカレー川村学園女子大学version」にピッタリのおつけものです。お酒のおつまみにもおすすめですが、炊き込みご飯の素のように使うこともできる、汎用性の高い商品です。
販売場所:(株)五味商店 我孫子市本町3-4-32
あびこ農産物直売所(あびこん)
イベント等に合わせて製造、販売されます。
株式会社あびベジと我孫子市農政課、それに本学科との産官学連携事業「お惣菜レシピ開発プロジェクト」により、あびこ農産物直売所あびこんで販売するお惣菜のレシピ開発を行いました。
3年生の必修科目「生活文化専門演習」を5つのグループに分け、それぞれのグループが「春」、「夏」、「秋冬」が旬の地元野菜を使うお惣菜をひとつずつ、合わせて3品考案しました。
お惣菜の試作を行い、その結果をまとめたプレゼンテーションから、最優秀レシピは「すき焼き肉巻き」に決まりました。我孫子市長が定例記者会見のなかで惣菜の販売を発表し、このニュースは多くのメディアで取り上げられました。
今後も旬の時期などを考慮しながら我孫子産野菜を活用した料理を提案していく予定です。
あじさいねぎ×JAとうかつ中央×川村学園女子大学の産学連携コラボ商品、第2弾として「あじさいねぎのカレーそぼろ」が完成しました。
第1弾の「あじさいねぎの野菜ドレッシング」に引き続き、あじさいねぎの甘味、うま味をより味わってもらいたいという思いと、和風だしを活かした、より親しみやすい商品として「あじさいねぎのカレーそぼろ」を開発しました。
ご飯にのせたり、おにぎりの具、サラダそばのトッピングだけでなく、チーズとの相性が抜群で、チーズトーストの具として、白身魚や鶏肉、ゆでたじゃがいもにのせ、チーズとともにオーブンでグリルするだけで、ひと味ちがったメニューになること間違いなしです。 ぜひ、お試しください。
販売場所:JAとうかつ中央 松戸市上本郷2243-1
まつど農産物直売所 まつぼっくり 松戸市新作382
黒門家 松戸市平賀(本土寺参道)
その他イベントなど
2014年、生活文化学科の栄養士のタマゴたちが、千葉県我孫子市で大切に育てられたトマトを使い、トマトジャム、トマト&ニンジンジャム、グリーントマトソースの3種を商品開発しました。学園祭やアビシルベまつり、高島屋新宿店「大学は美味しい!!」フェアで販売して好評を得ました。 ジャムやソースを使った料理のレシピはこちら
完熟トマトとポリフェノールのアントシアニンがたっぷり含まれた黒にんじん(紫にんじん)を使って、メレンゲクッキーを3種類作りました。トマトのメレンゲクッキーは淡いオレンジ色で、口に入れるとトマトの凝縮された味が広がります。
黒にんじんのメレンゲクッキーは、アントシアニンの色の変化を利用して、レモン風味でスクールカラーの紫色と涼やかな水色の2種類です。色の変化を活用した、学生たちのアイデア商品です。
学園祭、アビシルベまつり、新宿高島屋「大学は美味しい!!」フェアで販売し、好評を得ました。
旬の野菜のおいしさを詰め込んだ、3種類のピクルスを開発しました。
左の「スイートピクルス」は黒にんじんを使用し、紅色に仕上げました。やさしい酸味と甘みが特徴です。まん中の「和ピクルス」は生姜と青山椒の実、白しょうゆを使った、さっぱりした味付けです。右の「カレーピクルス」はオリジナルブレンドのカレースパイスの風味が食欲を増進します。
学園祭、アビシルベまつり、新宿高島屋「大学は美味しい!!」フェアで販売し、好評を得ました。